BMW MINI 設計思想とエアロダイナミクス
岐阜県のS様のBMW MINIです。今回は車検整備のご依頼を承りました。有り難うございます。
上の写真は、リフトアップした時の下回りの写真です。
スパンのとても長いリヤサスペンションアームが素敵です(水色の枠)。バンプ/リバウンドストローク時の対地キャンバー変化が少なく安定しますね。
黄色の枠は、空力パーツに思えたのですが、いかがでしょうか? どういう呼び方が正しいか存じませんが、ディフレクター、ストレーキ、エアロスパッツ、グランドエフェクター、アンダースポイラー、などと言うのでしょうか。
一番先端、フロントバンパーの下にチンスポイラーが付いています。チンスポの左右部分はフロントタイヤのディフレクターを兼用しているように見えます。
フロントサスペンションクロスメンバーの後側にスパッツが付いてます。その後方はエンジンルームの熱気がフロア下に抜ける通り道ですので、このスパッツで負圧を作り、熱気の吸い出しを促進してるように思えます。
フロア後方の、左右にある燃料タンクの前方にもスパッツが付いてます。
左右リヤタイヤの前方にも有ります。
沢山、付いてますね。
アンダーフロアはなるべくフラット形状を目指したように見えます。
段差のある角張ったサイドステップはボディサイドを流れる空気の巻き込みや大きな渦の発生を防止してるように思えます。
上記写真左上から右へ向かって、
1-1 純正オイルフィルターの品番は、1142-7512-446 です。
1-2 タイヤ付きホイールを脱着したついでに、裏側を含めて水洗いさせていただきました。オーナー様ご自身でホイール単品を洗う機会は少ないでしょう。
2-1 車体下部後方。
2-2 なんとなく、緑の矢印のような空気の流れを想像しました。
チンスポイラーの車両中心部分を切り取っているように見えるのは、車体の下へ空気を入れたいからでしょう。フロア下に入った走行風の一部は三段階形状のスパッツで車両側方へ流れつつ、一部はスパッツ後方でダウンフォースを作ってるように思えるのですが、いかがでしょうか?
マフラーが通るフロアトンネル部分の左右フロアを繋ぐ補強プレートは、国産車でもよく見かけますが、ミニの物はしっかりした作りです。
写真はありませんが、フロントサスペンションのロアアームの取り付けにわざわざ角度を付けたように見えまして、バンプストローク時のキャスター角増加、それによる安定性の向上を狙ったのでしょうか。
よく見るとアチコチに何らかの工夫をしているように見えたり、コストの前にまずは性能や剛性を優先しているように見えたりします。車作りの思想でしょうか。
最高速付近での直進安定性/油温水温の安定/コーナーでのリヤの粘り、などを考えているのではないかと思いました。
街乗り速度でもステアフィールや車体の応答は良いし、ダンパーの初期減衰もキッチリ効いてるように感じました。その分、ハンドルのキックバックやゴツゴツした乗り心地になっているのでしょうか。
雰囲気や質感は上質で楽しくてワクワクする感じです。
ハイパワーバージョンや足の硬いバージョンも有りますし、格好が可愛いだけの車では有りませんね、良い意味で変わった車だと思いました。
S様、有り難うございました。今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m





最近のコメント