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28 ポルシェ996 997

GT3点検

長野県のN様の996GT3(後期)です。今回は一通り点検のご依頼を承りました。

量産ポルシェの一通り点検(ノインマイスターチェック)の料金は、初回の場合だけ、\41,790円です。部品交換などは別料金となります。

点検の結果は、N様にご連絡させて頂きまして、N様の気になる箇所/部品と照らし合わせつつ御相談し、交換する部品しない部品を決めて、作業させて頂きました。

走行距離が少なく程度が良いGT3ですが、今回の点検で色々な事が分かりました。車両本体だけに限った事ではなく、ある作業を実施した会社の事後対応、その根拠の理不尽さなども分かりました。技術不足と技能不足と勉強不足の結果を、技術的に問題ないという論点にすり替えて、門前払いという感じで。よくある気分のよろしくない問題です。
また、即答事項ではなく預かり検討事項だと思うのですが(車両を預かるという意味ではありません)。預かり検討し、社外の技術担当に相談してみれば、自分たちの技術不足(手順の間違い)にも気が付いたハズです。妥協策というか落としどころも有ったハズです。ある会社は良い機会を逃がしたように思います。個人的には、CIされた美しい看板を信頼していただけに、大変残念です。
N様の心中、お察しいたします。

--追記はじまり--
いま、2011年7月14日 18:30です。
ある作業をした会社の件ですが、対処して頂ける事になったと、N様からご連絡が有りました。上記の「大変残念」という部分を撤回いたします。一件落着しそうな感じで良かったです。
--追記おわり--

さて、交換部品の詳細は省略させて頂きます。
ただ、一点、ココでは面白い事例を書きたいと思います。

過去にアライメント調整済みです。恐らくは新車時から適正値であり、調整時にもほとんど触わっていません。試運転では確かに適正である感じはします。
しかし、、、(続きは省略させていただきます。N様にはお話しさせて頂きました)。
工業製品の公差をどう解釈するか、あるいは、気が付かない?スルーする?何かやってみる?と言う選択で、もしかしたら結果が違ってくるかもしれません。
もし今後アライメントをする事があるのでしたら、そのあたりに気配りした追加作業をしたほうが、結果がグーンと良くなる可能性があります。

Gt31

上記写真。公差の話と関係有るのか別件なのかは分かりませんが、ほんのかすかなステア違和感を感じましたので(微風横風レベル)、リフトアップついでの無料作業というか祖父江の興味にて、左前のバネのロアシートを0.6mm上げました。もしバネレートが6kgならば3.6kgの荷重増加です。テスト走行時に想定したのは0.5~0.8mmでした。ウェイト調整の現実を知ってる人には理解できないレベルかもしれませんね。普通なら誤差レベルですから。
違和感は75パーセントほど改善しましたが、あと25パーセントを求めて深追いすると泥沼にはまりますので、コレで良しとさせていただきました。

車高調製も4輪アライメントもウェイト調整も、手段であって目的ではありません♪

Gt32

上記写真。ドライサンプオイルタンクのシールリングは銅製ですね。かなり潰れます。

Gt33

上記写真。お引き取りご来店の直前に再確認です。

遠路はるばる、有り難うございました。お大事にして下さい。
今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m

バリオカムプラスのカムカバーオイル漏れ修理

滲みから漏れに変化しつつある状況でした。滲んだオイルが、地面に垂れるような事はありませんでしたが、イグニッションコイルの遮熱板(ヒートシールド)やイグニッションコイル等が油まみれでドロドロでした。

Valio_cam

上記写真の左から順に
1 右バンクカムカバーの半分ぐらいが写真に写ってます。カバー全体的にベトベト/テカテカでした。
2 左バンクは全体的に綺麗でした。赤枠は左オイルポンプです。
3 右バンクカムカバー外しました。

Cam_oil_leak

上記写真の左上から右へ向かって
1-1 修理前のオイルポンプ(右バンクのリターン)
1-2 修理前のカムエンドキャップ(右バンク)
2-1 修理後のオイルポンプ外観
2-2 修理後のカムエンドリッド

カラカラに乾いて気持ち良くなりました♪

996車検メンテ IGキー抜けない/リモコン効かない/他

滋賀県のU様のポルシェ911Carrera(996カレラ)です。今回は車検整備のご依頼を承りました。有り難うございます。

996shaken

写真の左上から右へ向かって
1-1 二柱リフト上でメンテナンス中です。GT3エアロがさりげなく格好いいです。
1-2 イグニッションキーシリンダー脱着途中です。
1-3 新旧ステアリングロック(IGスイッチ付き)です。
1-4 新旧イグニッションスイッチの比較。
2-1 新旧ダイレクトイグニッションコイル。
2-2 (作業前)ブレーキローターとブレンボキャリパー、埃っぽいです。
2-3 (作業後)ピカピカ気持ちいいですね。サービス作業の清掃です。
2-4 996下回り写真です。赤い枠内は何年か前にノインマイスターで
   吹き付けた防錆剤です。何年か前に純正防錆剤があちこち
   剥がれていましたので、別途料金にてエンジンミッション回り/
   足回りにたっぷり塗布させて頂きました。
   今回は剥がれていないため、吹き付ける必要も無いでしょう。

イグニッションキー/リモコン/ステアリングロック/イグニッションスイッチについては、別途記事にいたします。

写真はありませんが、他の作業として、ブレーキフルード(ブレーキオイル)交換、クラッチフルード交換、YACCOギャラクシーオイル交換、ワイパーブレード左右交換、その他細かい無料サービス作業をさせて頂きました。これらと写真にもあるステアリングロック(イグニッションスイッチ含む)の交換とダイレクトイグニッションコイル6個交換で、ご請求額は、約22万円でした。
別途、重量税と自賠責保険と検査印紙として\56,750円が必要でした。
手前味噌で恐縮ですが、ポルシェ車検整備費用としては安いと思います~。

ポルシェの状態につきましては、作業前のお見積もり時や作業途中で何回かご連絡させて頂きました。納車時には今後のメンテについてもお話しさせて頂きました。オーナー様に車両状態を正確に把握して頂くためにノインマイスターでは作業前作業後に出来るだけ沢山のお話しをするように心掛けています。

お忙しいにもかかわらず、大雨の中、可愛いお子様連れにてお引き取りに来て頂けました、有り難うございました。今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m

996IGコイル。クラックとミスファイヤーと寿命と交換時期。

ポルシェ996のダイレクトイグニッションコイルです。

996ig_coil

写真左から
 1  4年前のクラック
 2 今回(つまり4年経過後)のクラック
 3 左が新品で、部品番号が変更になり997品番になっています。

4年前も2年前も、クラック(樹脂モールドのひび)は細く、エンジン不調はありませんでした。念のために水道ホースにてIGコイル付近に大量に水を掛けてみましたがミスファイヤーによる失火は感じられませんでした。もしミスファイヤーが出ていればオーナー様に交換をご提案するつもりでした。

今回は、
 クラックの本数が急激に増加したように見える事、
 ヒビの幅が急激に太くなったように見える事、
 年数と距離も考慮して、
交換をオーナー様へご提案いたしました。

寿命や交換時期や予防整備をどのように考えるかは様々だと思いますが、上記の流れがノインマイスターとしての経過観察と処置だったという、一例です。
もちろん、ヒビの大小に関わらず最初に見つかった時点で交換して気分スッキリするのも宜しいかと思います。

996エンジン白煙と点検とオイル交換

愛知県のM様のポルシェ911Carrera4S-TIP(996カレラ4Sティプトロニック)です。

 ポルシェ社純正スポーツエグゾーストシステムの装着
先日の上記マフラー交換が初めてのご来店でした。その時にマフラー白煙を気にされていらっしゃいました。

今回はノインマイスターでの作業をリピートして頂けました。有り難うございます。エンジン始動時にマフラーから出る白煙の点検メンテと、エンジンオイル/Egオイルフィルター交換を承りました。

中古車を購入後、某所にてオイル交換して2000Km走行後から白煙が増えてきたとの事です。マフラー交換時も今回もオイル交換後約5000Kmです。某所の名誉のために書いておきますが、良いオイルだと思います。しかし車を選ぶオイルだと思います。ノインマイスターとしてはポルシェ、特に距離が伸びた車両や諸条件によっては入れたくないオイルです。

マフラー白煙につきましては時間を掛けてM様から状況をお聞きし、エンジンや白煙に関する一般論を説明をさせて頂きました。そして、車両をお預かりしての初期的な点検と、軽いメンテナンスを実施させて頂きました(白煙症状が必ずしも改善するとは言い切れません。また、後日、もう一回メンテした方が良いかも知れません)。

なお、一般的にマフラー白煙に関係するものとして、国産車のPCVバルブ(ポジティブ・クランクケース・ベンチレーション)、ポルシェのオイルセパレーター、車種問わずエンジン内部の部品であるバルブガイドやステムシールやピストンリングやシリンダーなどの摩耗劣化損傷、オイル銘柄粘度の選択ミス、オイル管理(オイル劣化)、運転方法/ 乗り方や使用目的の影響、エンジン固有の特性などがあり、原因は一つではなく複合的かもしれません。

こういう話の場合、多くのオーナー様はエンジン内部の摩耗や損傷をとても気にされますが、軽微な白煙の場合は、車両を外見から見ただけでは原因は分かりません。軽微な場合には、まず最初にエンジンのコンディションを適正に整えてあげてチョット様子を見るべきです。エンジン内部のカーボンやスラッジを落とす為にケミカルを使用し、エンジンオイルを適切に選んで、上手な運転/エンジンの為になる運転を心掛ける、そうすると軽微な白煙は止まるか減少する事があります。同時にエンジンの調子が良くなる事が多いです。
もしも過大なマフラー白煙が出ており、明らかにエンジン内部トラブルや損傷が疑われる場合は即座に使用を止めて早急にエンジンを分解整備したりエンジンを載せ替えた方が良いと思いますが、そういう事例はごく稀でしょう。

M様の996ですが、白煙点検中にマフラーから時々「ポンポン」とアフターファイヤー音が聞こえましたので、これは別途、点検/消耗品交換(基本的メンテですね)から始める事を提案させて頂きました。2ヶ月先の車検での作業になるのでしょうか。

996oil_smoke

今回の白煙メンテと同時に行ったオイル交換は、ヤッコのギャラクシーをメインに使用しました。
写真左上から右へ
1-1 入庫直後のEg始動時のマフラー白煙の写真
1-2 ポルシェ996オイル交換中
1-3 YACCOのフラッグシップであるGALAXIE(ギャラクシー15W-50)に
   YACCOのVX1000(5w-40)を混ぜました。
2-1 タイヤが良い感じに溶けてます。攻めましたね~♪
2-2 オイルドレンプラグのアルミシールリングは一度使用すると潰れますので
   交換しましょう。

オイル交換費用は工賃込みで約4万円、オイルフィルター交換は部品工賃込みで5千円弱でした。
白煙の点検メンテは一言で書き表す事は難しく、また車両状況に応じた個別対応となります。よって料金も状況により異なります。これは別途記事にする事も考えています。関連した内容として下記の記事(15行目ぐらいまで)があります。
 点検整備、タペット調整など

作業後、二日間にわたって数度の走行やアイドリングなどを行いつつ始動時の白煙を確認したところ、徐々に減少していました。300~1000kmほどで一旦状況が落ち着くと思います。
ポルシェはポルシェを理解しているメカニックが継続的にメンテナンスしてこそ、性能が維持できると思います。有り難うございましたm(_ _)m
ノインマイスター祖父江

VX500やVX300を使用すれば、オイル量が多いポルシェでもリーズナブル価格でオイル交換が出来ます。空冷ポルシェにはVX-500やVX-300を使用する事が多いです。各オイルには粘度/価格/性能/特性などに応じたメリットがありますので、YACCOを試されたい方は、空冷ポルシェ/水冷ポルシェ問わず、ポルシェ以外のオーナー様でもぜひ一度ご相談下さい。

たかがオイル、されどオイル。ポルシェのオイル選びは大切です。
プロメカニックによる継続的なメンテナンスも大事です。

ポルシェ社純正スポーツエグゾーストシステムの装着

愛知県のM様のポルシェ911Carrera4S-TIP(996カレラ4Sティプトロニック)です。
今回はマフラー交換をさせて頂きました。
ドイツのPAG社純正のスポーツエグゾースト(スポエグ)の取付です。
メーカー純正のレトロフィットアクセサリーである、
スポーツバージョンのテクイップメントです。

996c4stip

(当社の都合上、深夜を含めて突貫作業しましたので写真が少ないです。)
左上から右へ向かって、
 ノーマルマフラー(交換前)
 996エンジンルーム作業中の写真が3枚
 スポーツエグゾースト装着後(交換後)
 カレラ4Sのリヤビュー

写真は有りませんが車内配線も確実に作業させて頂きました。
マフラー交換後、ポルシェらしい排気音が
更にポルシェらしくレーシーになって、とても良い感じです♪
エキゾーストサウンドが気持ちいいです♪

今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。m(_ _)m
ノインマイスター祖父江

PS ノインマイスターで使用するエンジンルーム回りのフェンダーカバーは、
  ポルシェのボディに優しい柔らかい素材にてオリジナル製作した物を
  使用しております。

Pses

追記です。
オーナー様よりポルシェスポーツエグゾーストシステムの写真を頂きましたので
記載させて頂きます。エキゾーストパイプ(エキパイ)の途中に
可変バルブ(切り替えバルブ、バイパスバルブ)が付いているのが分かります。
格好いいですね~

997 ビルシュタインBPSキット(PASM対応)

愛知県のI様のポルシェ 911カレラ4 カブリオレ (型式997)です。
今回はBILSTEIN車高調の装着です。
アッパーマウントは純正を使用します。
良くできたアッパーマウントです。
特にリヤアッパーマウントは凝ってると思います。さすがポルシェです。

8_r_13

BILSTEIN装着後、車高もアライメントも走りもバッチリです。
997とビルシュタインの特性などについて直接お話しさせて頂きました。
ポルシェ997のアチコチにI様ご自身で加工や工夫されていらっしゃる事に気付きまして、
個人的に勉強になりました。時間があるときに工夫についてぜひ教えて下さい。

また何なりとお気軽にご相談下さい。ありがとうございました。m(_ _)m
ガレージノインマイスター祖父江