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空燃比計の基盤修理。ハンダと導電性接着剤

ポルシェの修理屋のノインマイスター祖父江です。

6年ほど前に、とある空燃比計を買いました(OLD-AF計、とします)。2ヵ月後に空燃比計の電源ケーブルを加工していた時に誤って基盤と空燃比センサーを壊してしまいました。
OLD-AF計の中を見ると、基盤はチップコンデンサーが焦げていました。
とりあえず同じ店から同じ空燃比計を購入して、以後使っていました(NEW-AF計、とします)。
購入日の違いは65日ほどです。

先日、NEW-AF計を使用中、液晶表示がチラチラする故障症状が発生しました。
NEW-AF計本体筐体外側の液晶面を指で弾くと、チラチラが変化しましたので、液晶の接触不良だと思い、LCDモジュールを分解し、液晶を取り出し、導通面を拭いたりしてみました。下記の写真が液晶です。
LCDモジュールはフラットケーブルでしっかりとハンダ付けしてありましたので問題ないでしょう。

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結果は、変化が有るような無いような、よく分からない状況でしたが、直っていない事は確実です。
そこでOLD-AF計のLCDモジュールを分解し液晶を取り出して、換装しました。結果、数日間は直っていました(と、思っていました)。
しかし数日後、再発しましたので、直っていません。原因は別にあります。

トラブルシュートの経緯は省略します。

結論は、AF計本体駆動電源(006Pの9V電池)の配線接続部付近にあるIC(三端子レギュレーターLM1086)の、レギュレーター本体の接触不良というか、「剥がれ」でした。
OLD-AF計の該当箇所は、ハンダ付けされていました。
NEW-AF計の該当箇所は、ハンダ付けされていません。導通は必要ですから、導電性接着剤を使用していると思います。

車載で使用しますから、振動は、あります。振動で導電性接着剤が剥がれたのでしょう。
OLD-AF計とNEW-AF計の購入時期の差は、65日ぐらいでした。製造工程を変更した時期に一致してしまったのでしょう。コストダウンですよね? 6年前の話ですから、その頃から脱ハンダが始まったのでしょうか?

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上記の写真、左から右へ向かって、
1 左はOLD-AF計、右はNEW-AF計。
2 赤ボールペンの先が、OLD-AF計のハンダ付けされているICです。
3 OLD-AF計の、ハンダ付け部分の拡大写真です。
4 OLD-AF計の、ハンダ付けされているICです。
5 NEW-AF計の、ハンダ付けされていなかったICです。赤枠は導電性接着剤の残骸です。黄色枠が今回のハンダ付け修理した痕跡です。ICの角度が少しずれている理由は、基盤面を表面に沢山露出させてハンダ面積を確保したいからです。

伝導性ポリマーや導電性接着剤などは、素晴らしい技術だと思いますが、特に接続部の耐久性や安定性などはどうなんでしょうか?

余談ですが、
昔ながらの製造手法だった空冷ポルシェが、何十年も経過した現在も存在しています。
おおむね2000年前後から外車国産問わず自動車のトータル品質は、オーナーサイド(ユーザーサイド)での感覚では劇的に良くなり壊れにくくなったように思えますが、こらから訪れるであろう何十年というスパンでの耐久性はどうなのでしょうか? 見守りたいと思います。

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コメント

電子機器は作り方や部品の長期信頼性を熟慮して作らないと、純メカより面倒なことになりますね。上のURLは私のブログの一部ですが、電解コンデンサの劣化で問題が起きた事例です。

純メカの問題は目や音で大抵は分かりますが、エレキは測定器とある程度の熟練度がないと、原因すらも見つけらず、修理も部品が無くてできないことすらあります。

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