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2011年5月

964総合的な点検とメンテナンス

岐阜のO様のポルシェCarrera911(964)です。今回は、昨日書きましたエアコン修理も含めて総合的な点検整備のご依頼を承りました。有り難うございます。

昨年に車検付き中古車として購入されたとの事です。点検をすると、何も整備せずに車検だけを通したようにも見えますが、よく見かける光景でもあります。

気になる点をO様が紙に書いて持参して下さいました。とても助かります。

もともと、新車登録の翌年にミツワ八王子様にて中古車整備を施された車両です。その時にエンジンオーバーホールも実施されています。この頃は走行距離や経過年数が少なくても、エンジンのクランクケーススルーボルト等からオイル漏れする個体がありました。ミツワ中古車整備から19年が経過していますが、途中でのエンジンオーバーホール歴は無いように思います。19年前に良い作業をしていると思います。

964oilline

作業中の写真です。左上から右へ向かって、
1-1 右後のタイヤの前あたりからのオイル漏れです。
1-2 拡大
1-3 オイルホース交換後です。一部はステンメッシュホースに変更などでコストダウンしつつ修理させていただきました。
2-1 右前オイルクーラーラインのホースからも滲んでいます。
2-2 拡大
2-3 こちらもステンメッシュホースに変更させていただきました(純正ホースパイプアッセンブリー交換ではなく、ホースだけを組み替えると修理費用が安くなります)。

964tappet

1-1 交換前のディスビキャップ2個とセンターローター2個。そしてOH前のディストリビューター本体です。
1-2 新品のデスビキャップとローターと、ベルト交換オーバーホール後のデスビです。
1-3 タペット調整途中です。ゴミや埃が入らないように、回りを綺麗に清掃してから作業させていただきました。
2-1 下が交換前のスパークプラグ、上が新品スパークプラグです。外したプラグは都度、ルーペで確認したいところです。
2-2 スパークプラグの締め付けトルクは、大事です。
2-3 二柱リフトに上げて整備中の964下回り写真です。

017_r

ここへ書いている内容は全てではありません。普段から、ご依頼内容に対するノインマイスターの見解/点検結果はオーナー様にご連絡の上で作業内容のご相談をさせていただいております。スグに処置した方が良い箇所もあれば、しばらくは様子見で良い箇所も有れば、予算の都合などで先送りにする事柄もあります。時には、時間を掛けて様子を見つつ改善していった方が良い案件もあります。

エンジンの回転はとても滑らかです。元々、良いあたりが付いていると思います。少しずつ手を入れていくと、車両全体の操作感やフィーリングがもっともっと向上するでしょう。お大事にして下さい。
台風接近と停滞前線による大雨の中、お引き取りに来て頂けました、有り難うございました。
今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m

964CUP

カップカーです。

964cup

雨の中でドアの開け閉めをしていると、窓が真っ白に曇ります。エアコンは有りませんが、外気導入でしばらく待つと、クリアになってきます。メタルクラッチです。調子を拝見するために大雨の中で全開させていただきました。思っていたほどの緊張感は無く安心して踏めました。楽しそうなポルシェです

964エアコンガス漏れ修理

新車登録から既に20年が経過しています。元々は旧フロンガスR12仕様の車です。過去に何回かエアコン(AC、クーラー)の修理やガス補充をしていても不思議ではありません。昨年、現在のオーナー様が購入された時は、エアコンが効いていたとの事です。今は効きません。ガス漏れです。代表的な故障場所として、エキパン(エキスパンションバルブ)とエバポレーターがあります。今回は目で見える範囲のエキパンとエバポに漏れ痕はありませんでした。それどころか、やたらと綺麗でした。過去の整備履歴を拝見したところ、エキパンとエバポの交換歴がありました。

オーナー様とのやりとりや、点検作業などの途中経過は省略させて頂きます。

964ac

写真の左上から右へ向かって、

1-1 とあるエアコン配管のジョイント部分(オス)をマクロ撮影してパソコン上で切り抜きました。材質はアルミです。オスにオーリングを被せるように装着してから、メスジョイントに挿入します。オスに人為的な損傷痕が3カ所ありました。強引に挿入しようとしたからでしょうか? 新車組み立て時の作業痕ではなさそうです。

このジョイントは奥まった位置にあります。顔を近づける事ができず、腕を伸ばした状態での手探り作業に近い感じになります。非常にやりにくいのですが、ポルシェ964はそういう車です。
修正処置すれば再使用できるであろうと判断しまして、再使用しました。書くと簡単ですが、このジョイント一カ所の処置に1時間ほど費やしました。もしパイプ交換の場合には部品代は5万円弱で、付随作業も発生します。

1-2 黒色オーリングがボロボロです。20年前の新車当時のゴムだと思います。

1-3 別の場所のオーリングです。綺麗な紫色で、弾力があり、新しめの部品に見えます。たぶん交換済みだと思います。オーリングは、オスとメスに挟まれて変形しますが、写真のように切れながら砕け散っているのは、おかしいと思います。
完全締結直前に、オーリングが接触した状態で、オス側を回したために、擦れて切れたのでしょうか? あるいはゴムに潤滑剤を塗らず乾いたまま挿入したから切れたのでしょうか? 完全に締結するまではオスが簡単に回ってしまう構造にも問題が有ると思いますが、964はそういう車です。

ジョイントを脱着してオーリングを交換するというという、ごく普通の作業を行うだけで、誰でも同じ状況に陥る可能性があります。よって前回の作業が幼劣な作業だとは言いませんが、しかし常に構造や状態を考えながら作業すれば防げる事だと思います。
オーリング交換後、オイルを入れて、真空引きをして、R134aガスを入れて完成です。今回はレトロフィットキットなどの部品を使わずに、R12(CFC-12)からR134a(HFC-134a)にコンバージョンしました。
エアコン修理の大事な要素として真空引きがあると思います。具体的な事は書きませんが、相当にこだわっており自信を持っております。

下段の写真
2-1 ガスチャージ後に、気が付いたら、エバポレーターのウォータードレンから垂れた水で、床に水たまりが出来ていました。

2-2 サイドステップ内の低圧配管が結露して、水が滴りはじめていました。

2-3 せっかくですので、予定には有りませんでしたが、断熱材を巻いてみました。

その後、他の作業をしたり、試運転したりしていると、いつの間にか、とある黒い低圧ホースの表面が半透明になっていました。結露した水分がいつの間にか凍ってホースを覆い尽くしたようです。冷えすぎです。オーナー様にはとりあえず、エバポレーターが凍結しにくい使用方法をお伝えしておきました。

6月予約状況

お世話になります ガレージノインマイスターです。
6月下旬までの仮予約を含めた予約が、ほぼ8割方、埋まっております。念のために2割程度の余裕は確保しておりますが。

6月下旬までは簡単な作業でしたらお受けできますが、車検や点検メンテなど、じっくりと拝見する整備は、やや難しくなりつつあります。今後の入庫日のお約束は6月下旬以降になる予定で、そろそろ7月の段取りを始めようと思います。
何かにつけて、ご相談はお早めにお願いいたします。

なお、過去の例で言えば、オーナー様の計画的なエンジンオーバーホールなどの重整備は、年末年始や、お盆や梅雨を挟んだ時期にご依頼されるお客様が多いです。その期間はポルシェを使用されないというお話しが多いためです。

軽自動車オイル漏れ/非常識な交換部品選定?いえ状況に応じた個別対応です。

1998年製(13年落ち)の旧規格の軽自動車のエンジンオイル漏れ修理です。走行距離は8万Km台です。

オイルパンから地面にエンジンオイルが垂れてました。一見するとオイルパンからの滲み出しにも見えます。オイルパンのシーリングは3~4年前にオイルパンを脱着して液体パッキンを塗り直しているように見えます。エンジン回りを一度洗浄してから1週間ほど経過すると、カムタイミングベルトカバーの中からオイルが滲んできました。よって、カムシール/クランクシール/オイルポンプシール/オイルポンプガスケット(オイルポンプパッキン)のどれかが原因と判断しました。

ブロック等に巣穴があるかも?とか、そういう想定外の話はとりあえず考えませんが、しかし分解を進めていくに従い、都度、注意深く観察をしましょう。

事前に準備した部品は、カムタイミングベルト/カムシール/クランクシール/オイルポンプシール/オイルポンプガスケットの5点です。
常識的には何か足りません。足りないのは、タイミングベルトテンショナーベアリング(テンションローラー)と、ウォーターポンプです。

Oil_belt

テンショナーを交換しなかった理由を列挙します。
1)このエンジンは、常にスプリングで押しつけられるオートテンショナーではなく、一度セットするとその位置に固定されるマニュアルテンショナーであるため、距離と経年によりテンションが緩くなってきます。よって、テンショナーベアリングの劣化は少なめのはずです。
2)このエンジンは、カムタイミングベルトを脱着しなくても、テンショナーだけを交換する事が出来ます(もしかしたら、お店によっては出来ないと言うかも知れません)。後日交換の必要に迫られても比較的簡単に交換する事が出来ます。
3)取り外した時に判明しましたが、テンショナーのガタはほとんど無くまだまだ使用できると思えました。これは予想通りでした。しかしスプレー式のパーツクリーナーで洗ってはいけません、洗い流すと同時に汚れがベアリングの中に入っていく事が有るのです。
4)年間走行距離は多くはありません。
5)今後10年程度を想像すると、テンショナー寿命よりも車体寿命が早く来るかもしれません。
6)テンショナーのガタが大きくなって異音が出ても、しばらくは走行可能です。しかしタイミングベルトが切れたら走行は出来ません。

ウォーターポンプを交換しなかった理由は、
1)このエンジンの場合には、タイミングベルトで駆動しておらず、いつでも比較的に簡単に交換できます。
2)実はエンジン側面にウォーターポンプからのLLCクーラント漏れ痕が付いています。しかし今は漏れていませんし軸にもガタはありません。よって、すぐにダメになるとは思えず、定期的なLLC交換をしていれば少なくとも数年以上は持つと判断しました。
3)異音発生や、LLCが地面に垂れてから交換しても間に合うと思います。

結局、上記2点を交換をしなかったのは、このエンジン特有の構造と、この車両の個体状況ゆえですが、チョットだけリスクはあります。予算が潤沢であれば/予防交換しておけば安心度は更に上がりますね。

一般常識として、タイミングベルトとテンショナーとウォーターポンプはセットで交換する話が多いですが、必ずしもソレが/ソレだけが、正しいとは思えないのです。
逆に、タイミングベルト交換と必ずセットで交換したいのは(距離と年数にも依りますが)オイルシールやパッキンなどのゴム類です。オイルシール交換のためにはタイミングベルト脱着が必須だからでもあります。
なお、ポルシェ924/944/968/928を示唆している訳ではありません。これらのポルシェは構造的に別の視点で考えなければいけない事があります。

今回の事例に限らず、自動車修理においては、交換する部品の必要性や早急性や優先順位などを色々な角度で、その時々の状況に応じて判断する事が望ましいと思います。

同車種で、ネット検索しました。
オイルポンプガスケット交換してない事例が多いです。オイル漏れが止まらずに再修理の時にオイルポンプガスケット交換してる事例もありました。なんでそんな二度手間するんでしょうかね? そうなるかも知れない事は想像できたでしょうに。
写真の右下のオイルポンプガスケットが切れてます。外すとき、指で引っ張ったときに簡単に切れました。ゴムがプラスチックのように堅く硬化していました。

ついでにカムタイミング(バルタイ)を変更しました。慣れてますし測定せずにサクッとこんなもんだろうという位置にセットしました。結果はバッチリで街乗りでのトルクがハッキリ分かるぐらいに向上しました。反面、100km/h以上での加速が鈍り、最高速が5km/h程度落ちたようです。シングルカム/2バルブのローテクなエンジンでもバルタイセッティングで乗りやすさが大きく変化します。使用状況によってはメーカー指定値がベストでは無いと考えます。しかし軽い気持ちで弄るのは危険かもしれません。構造などを知り尽くした上で弄るべきだと思います。

ポルシェ定番トラブル 水冷イグニッションスイッチ

ボクスターと996のイグニッションキー回りの定番トラブルとしては
 キーを抜いてもアクセサリーなどの電源がオンのまま。
 ヘッドライトが点灯しない。
 キーオンなのに電源が入らない。
 キーが変な位置で止まる。
 キーを抜いた後にリモコンが効かない。
 イグニッションスタータースイッチ本体が割れる。
 イグニッションキーがキーシリンダー(ロックシリンダー)から抜けない
 /抜けにくいとか、入らない/入りにくい。
などがあります。

Ig_switch

写真の黄色矢印の、イグニッションスタータースイッチ(IGスイッチ)は黒色から白色に変更になってます。黒いIGスイッチは現在はポルシェ純正部品として設定されていません。現在供給されるIGスイッチは白色です。黒色と白色に互換性はありません。IGスイッチ装着部分であるステアリングロックハウジングが変更になっています。新しい品番のステアリングロックハウジングは強化されているように見えます。

つまり、黒色IGスイッチを交換したいなら、ステアリングロックハウジングAssyごと交換しなさいと言う事になります。

旧来の黒色のIGスイッチ単品は他の輸入車の純正部品として、いま現在も入手可能/流用可能で、状況によってはそれを使用する方法も有りますが、一長一短だと思います。

今回の事例ではステアリングロック自体に少し問題を抱えており、黒いIGスイッチだけを交換してもダメか、スグにダメになるであろうと判断してAssy(アッセンブリー)で交換いたしました。

イグニッションキーやスイッチの作動に違和感を感じましたら、ポルシェを熟知したプロによる的確な点検診断修理をおすすめいたします。

996車検メンテ IGキー抜けない/リモコン効かない/他

滋賀県のU様のポルシェ911Carrera(996カレラ)です。今回は車検整備のご依頼を承りました。有り難うございます。

996shaken

写真の左上から右へ向かって
1-1 二柱リフト上でメンテナンス中です。GT3エアロがさりげなく格好いいです。
1-2 イグニッションキーシリンダー脱着途中です。
1-3 新旧ステアリングロック(IGスイッチ付き)です。
1-4 新旧イグニッションスイッチの比較。
2-1 新旧ダイレクトイグニッションコイル。
2-2 (作業前)ブレーキローターとブレンボキャリパー、埃っぽいです。
2-3 (作業後)ピカピカ気持ちいいですね。サービス作業の清掃です。
2-4 996下回り写真です。赤い枠内は何年か前にノインマイスターで
   吹き付けた防錆剤です。何年か前に純正防錆剤があちこち
   剥がれていましたので、別途料金にてエンジンミッション回り/
   足回りにたっぷり塗布させて頂きました。
   今回は剥がれていないため、吹き付ける必要も無いでしょう。

イグニッションキー/リモコン/ステアリングロック/イグニッションスイッチについては、別途記事にいたします。

写真はありませんが、他の作業として、ブレーキフルード(ブレーキオイル)交換、クラッチフルード交換、YACCOギャラクシーオイル交換、ワイパーブレード左右交換、その他細かい無料サービス作業をさせて頂きました。これらと写真にもあるステアリングロック(イグニッションスイッチ含む)の交換とダイレクトイグニッションコイル6個交換で、ご請求額は、約22万円でした。
別途、重量税と自賠責保険と検査印紙として\56,750円が必要でした。
手前味噌で恐縮ですが、ポルシェ車検整備費用としては安いと思います~。

ポルシェの状態につきましては、作業前のお見積もり時や作業途中で何回かご連絡させて頂きました。納車時には今後のメンテについてもお話しさせて頂きました。オーナー様に車両状態を正確に把握して頂くためにノインマイスターでは作業前作業後に出来るだけ沢山のお話しをするように心掛けています。

お忙しいにもかかわらず、大雨の中、可愛いお子様連れにてお引き取りに来て頂けました、有り難うございました。今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m

993Egオイルとオイルフィルター交換

岐阜県のH様のポルシェ911Carrera4-3.8L(993カレラ4)です。ノーマルボディに3.8リットルを搭載しています。ミツワ自動車がポルシェ社にオーダーした日本独自の仕様ですね。

2008年に当店でエンジンオーバーホール(オイル漏れ修理)を実施させて頂きました。同時作業として、クラッチOH、ツインマスフライホイール交換、エアコン修理としてエバポレーターなどの交換、のご依頼も頂きました。その後オイル交換などをさせて頂いております。
点検車検は当店では承っておらず、どうされていらっしゃるのかは存じませんが、まあ良いんじゃないでしょうか。セカンドオピニオンではありませんが、使い分けも宜しいかと思います。

今回は、エンジンオイル交換とオイルフィルター交換を承りました。有り難うございます。

993eg38_oil

今回撮影した写真です。
エンジンの色が茶色に見えるのは、Eg-OH時に塗布した防錆剤です(赤線で囲ってみました)。新車状態で塗布されている防錆剤は埃が付着して黒くなっています(黄線で囲ってみました)。
993-207-201-02:サイドステップの中にあるフィルターです。
993-107-203-03:エンジンの下、サスペンションメンバーやヒーターダクトの上に付いているフィルターです。
使用したオイルはYACCOのVX300(15W50)とVX500(5W40)です。オイルの写真は万和商事株式会社様のカタログ2010.08から拝借しました。

費用はYACCOオイルを使用して、補充用としてのお持ち帰り0.7リットルと、エンジンオイル交換とオイルフィルター2個交換で総合計4万円となりました。

リフトアップしたときに簡単にざっと下回りを拝見すると色々と見つかりまして、とりあえず部品のご注文を頂きました。部品が入荷しましたらご連絡いたします。有り難うございました。今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m
ガレージノインマイスター祖父江

996IGコイル。クラックとミスファイヤーと寿命と交換時期。

ポルシェ996のダイレクトイグニッションコイルです。

996ig_coil

写真左から
 1  4年前のクラック
 2 今回(つまり4年経過後)のクラック
 3 左が新品で、部品番号が変更になり997品番になっています。

4年前も2年前も、クラック(樹脂モールドのひび)は細く、エンジン不調はありませんでした。念のために水道ホースにてIGコイル付近に大量に水を掛けてみましたがミスファイヤーによる失火は感じられませんでした。もしミスファイヤーが出ていればオーナー様に交換をご提案するつもりでした。

今回は、
 クラックの本数が急激に増加したように見える事、
 ヒビの幅が急激に太くなったように見える事、
 年数と距離も考慮して、
交換をオーナー様へご提案いたしました。

寿命や交換時期や予防整備をどのように考えるかは様々だと思いますが、上記の流れがノインマイスターとしての経過観察と処置だったという、一例です。
もちろん、ヒビの大小に関わらず最初に見つかった時点で交換して気分スッキリするのも宜しいかと思います。

996エンジン白煙と点検とオイル交換

愛知県のM様のポルシェ911Carrera4S-TIP(996カレラ4Sティプトロニック)です。

 ポルシェ社純正スポーツエグゾーストシステムの装着
先日の上記マフラー交換が初めてのご来店でした。その時にマフラー白煙を気にされていらっしゃいました。

今回はノインマイスターでの作業をリピートして頂けました。有り難うございます。エンジン始動時にマフラーから出る白煙の点検メンテと、エンジンオイル/Egオイルフィルター交換を承りました。

中古車を購入後、某所にてオイル交換して2000Km走行後から白煙が増えてきたとの事です。マフラー交換時も今回もオイル交換後約5000Kmです。某所の名誉のために書いておきますが、良いオイルだと思います。しかし車を選ぶオイルだと思います。ノインマイスターとしてはポルシェ、特に距離が伸びた車両や諸条件によっては入れたくないオイルです。

マフラー白煙につきましては時間を掛けてM様から状況をお聞きし、エンジンや白煙に関する一般論を説明をさせて頂きました。そして、車両をお預かりしての初期的な点検と、軽いメンテナンスを実施させて頂きました(白煙症状が必ずしも改善するとは言い切れません。また、後日、もう一回メンテした方が良いかも知れません)。

なお、一般的にマフラー白煙に関係するものとして、国産車のPCVバルブ(ポジティブ・クランクケース・ベンチレーション)、ポルシェのオイルセパレーター、車種問わずエンジン内部の部品であるバルブガイドやステムシールやピストンリングやシリンダーなどの摩耗劣化損傷、オイル銘柄粘度の選択ミス、オイル管理(オイル劣化)、運転方法/ 乗り方や使用目的の影響、エンジン固有の特性などがあり、原因は一つではなく複合的かもしれません。

こういう話の場合、多くのオーナー様はエンジン内部の摩耗や損傷をとても気にされますが、軽微な白煙の場合は、車両を外見から見ただけでは原因は分かりません。軽微な場合には、まず最初にエンジンのコンディションを適正に整えてあげてチョット様子を見るべきです。エンジン内部のカーボンやスラッジを落とす為にケミカルを使用し、エンジンオイルを適切に選んで、上手な運転/エンジンの為になる運転を心掛ける、そうすると軽微な白煙は止まるか減少する事があります。同時にエンジンの調子が良くなる事が多いです。
もしも過大なマフラー白煙が出ており、明らかにエンジン内部トラブルや損傷が疑われる場合は即座に使用を止めて早急にエンジンを分解整備したりエンジンを載せ替えた方が良いと思いますが、そういう事例はごく稀でしょう。

M様の996ですが、白煙点検中にマフラーから時々「ポンポン」とアフターファイヤー音が聞こえましたので、これは別途、点検/消耗品交換(基本的メンテですね)から始める事を提案させて頂きました。2ヶ月先の車検での作業になるのでしょうか。

996oil_smoke

今回の白煙メンテと同時に行ったオイル交換は、ヤッコのギャラクシーをメインに使用しました。
写真左上から右へ
1-1 入庫直後のEg始動時のマフラー白煙の写真
1-2 ポルシェ996オイル交換中
1-3 YACCOのフラッグシップであるGALAXIE(ギャラクシー15W-50)に
   YACCOのVX1000(5w-40)を混ぜました。
2-1 タイヤが良い感じに溶けてます。攻めましたね~♪
2-2 オイルドレンプラグのアルミシールリングは一度使用すると潰れますので
   交換しましょう。

オイル交換費用は工賃込みで約4万円、オイルフィルター交換は部品工賃込みで5千円弱でした。
白煙の点検メンテは一言で書き表す事は難しく、また車両状況に応じた個別対応となります。よって料金も状況により異なります。これは別途記事にする事も考えています。関連した内容として下記の記事(15行目ぐらいまで)があります。
 点検整備、タペット調整など

作業後、二日間にわたって数度の走行やアイドリングなどを行いつつ始動時の白煙を確認したところ、徐々に減少していました。300~1000kmほどで一旦状況が落ち着くと思います。
ポルシェはポルシェを理解しているメカニックが継続的にメンテナンスしてこそ、性能が維持できると思います。有り難うございましたm(_ _)m
ノインマイスター祖父江

VX500やVX300を使用すれば、オイル量が多いポルシェでもリーズナブル価格でオイル交換が出来ます。空冷ポルシェにはVX-500やVX-300を使用する事が多いです。各オイルには粘度/価格/性能/特性などに応じたメリットがありますので、YACCOを試されたい方は、空冷ポルシェ/水冷ポルシェ問わず、ポルシェ以外のオーナー様でもぜひ一度ご相談下さい。

たかがオイル、されどオイル。ポルシェのオイル選びは大切です。
プロメカニックによる継続的なメンテナンスも大事です。

BMWミニのワイパーゴムの交換

近くに在住のS様のBMWミニです。ポルシェ911CarreraS(993カレラS)のオーナー様でもあります。

突然の電話で、、、
S様  ミニのワイパーあるぅ?
NEUN 置いてませんけど、どーされました?
S様  洗車してる時にゴムが切れたんよ、ガラスに傷つきそうで早く替えたいー。
NEUN バックスやハットなど、量販店に置いてませんか~?
S様  今、○○○に居るけど、無いって言われたー。
NEUN ぢゃ、ちょっと調べて電話、折り返します~。

店の在庫を調べましたら、たまたま国産乗用車用のゴムが有りまして、流用できそうなのでお電話差し上げたところ、スグにご夫婦でご来店なされました。ミニを拝見するとワイパーブレード本体の樹脂クリップの一部が折れており、ブレード丸ごと交換したいところでした。しかし次の交換時期までは大丈夫であろうと判断して、ゴムだけを交換させて頂きました。ゴムのサイズ(横幅)が微妙に小さくて、金具固定が緩くなるので、金具を少しカシメました。ついでに左ドアの開け閉めでカタカタ音が出るという事で点検するとボルトがゆるんでいましたので締め付け、右も確認すると緩み始めていたので締め付けて完了、ドアが落ちるような事はありませんのでご安心下さい。本日はドライブ日和でしたね。

またお困りの際はお気軽にお電話下さい。ありがとうございましたm(_ _)m
祖父江

ご請求額 \2,000円でした

Bmw_mini

屋根のユニオンジャックルーフが格好いいです。ボンネットのラインも素敵です。

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