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26 ポルシェ964 993

空冷ポルシェ964エンジン修理 その1

ガレージノインマイスターの祖父江です。いつもお世話になっております。
記事ネタが溜まっています。少しずつアップを始めます。
申し訳ありませんが、お客様の記事順不同となります。

滋賀県のN様の空冷ポルシェ964です。整備のご依頼を承りまして有り難うございます。
点検や作業の為にお預かり後、色々と見つかり、現在エンジンオーバーホール中です。

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点検。上記写真の左から
1
バッテリーケーブルとバッテリーポスト間の導通が悪そうに感じましたので、磨きました。バッテリー側も磨きました。黄色いグリップが付いたモノはターミナルブラシです。プラスとマイナスがあるので、磨く箇所は4カ所となります。時にはサンドペーパーを掛ける事もあります。磨いた後はパーツクリーナーで数回、拭き取ります。その後にバッテリー端子専用グリスを塗ります。
磨けば摩耗しますから、必要が無ければ磨かない方が良いと思います。

2の右側
バッテリー端子に装着されているキルスイッチ本体がぐらつきましたので、外して確認した所、カシメ量が浅いというか甘いです。工具でカシメようとした所、あっさりと簡単に割れました。反対側をワザと折ってみた所、やはり簡単に割れました。普通にカシメると折れる素材なので、製造時のカシメを甘くしてるのでしょうか。良く見るとカシメ痕(プレス機の歯先痕)も甘いです。しっかりカシメるような歯先だと割れちゃうのでしょうね。
材料選定/プレス歯先形状/カシメ量(曲げる量)など、このキルスイッチを作った人はよく考えていると思いますが、その優秀な能力を粗悪品製造として悪知恵的に使うのではなく、良い物を作る方向へ向けて欲しいと願います。。。

2の左側
正常品の中古です。どれだけ力を入れてカシメても折れませんし、金属が「グニュ~」と粘りながら曲がってくれます。こちらの中古品を装着し、OKとしました。

3/4
電流計で暗電流を測定した所、少し多いので、簡単に調べました。一カ所のコネクターを抜くと暗電流が減少する事が分かりました。普段使わない部位ですので、抜く事で処置完了としました。恐らくは配線の挟み込みなどで微妙にショートしていると思いますが、深追いして調べる必要も無いでしょう。コネクターを差す人が居ないように、テーピングして完了です。

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上記写真
タペット調整のためにタペットカバーを外した所、シリンダースタッドボルトの折れが見つかりました。
オーナーのN様は相当に悩まれましたが、結論としてはエンジン分解修理するご決断をなされました。

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上記写真
クランクケースの組立ボルト(スルーボルト)のオーリングからの滲みもありますので、オーバーホール時期的には良い頃かと思います。

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上記写真
アース線をボディから外した時、ボディ側のアース用の接触板がボディから剥離している事に気が付きました。恐らくは、アース線を外さずにエンジンを降ろそうとした事が有るのでしょう。しかし普通なら途中で気が付いて、接触板が剥離する事は無いはずですが。過去に剥離するほどの大きな荷重をかけた事があるはずです。。。

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上記写真
エンジン/ミッションを降ろしてみると、ミッション側の配線がグニャリと曲がってました。予算の問題もありますし、接触板やこのアース線を修正交換する事はしません。念のためにアース線を一本追加して処置完了とします。

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上記写真 左から
1 エンジンシュラウド(エンジンを囲っている金属板)をアクセルワイヤーが貫通している穴にゴムグロメットが付いてます。社外品が付いてました。機能としては大きな問題は無いでしょう。

2 左:車両に付いていた社外品。真ん中:純正品の表側。右:純正品の裏側。表と裏でゴムの直径が違います。ふつう、貫通用のグロメットと言えば、表と裏の直径は同じだと思います。時には、このような細かいワザを発見出来るのが、空冷ポルシェです。

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上記写真
エンジンとミッションの結合ボルト(六角穴ボルト)が何本も舐めまくってますので、六角レンチで回す事が出来ません。タガネと貫通ドライバーで叩いて外しました。何本も有りますし、やりにくい場所ですが、失敗は許されません。

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上記写真
左バンクの写真です。インマニが浮き上がってます。。。これを見つけた頃から、このエンジは過去にバラしてあると感じ始めました。インマニジョイントゴムパイプは6気筒分の6個あります。均等に締めないと、最後に締める気筒が、浮き上がってしまうのです。1番シリンダーが大きく浮き上がってます。

浮き上がり方から想像すると、最初に締めたのは1番の対角にある6番でしょう。
浮き上がったら、一度全部緩めてから、再度均等に締め直せばOKなのですが。。。
締める順番や締め方を考えずに、単純に締めて結果が出るほど、空冷ポルシェは簡単ではありません。

空冷ポルシェ964エンジン修理 その2

その1からの続きです。
滋賀県のN様の空冷ポルシェ964です。

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上記写真 左から
1/2 エキマニスタッドボルトが折れないように努力しましたが、1本だけ折れました。しかし、本来なら折れない力で折れたのが不思議でした。

3 抜いてみると、削り出しで作製した自作ボルトでした。ボルトは本来8ミリですが、自作品はシリンダー側が10ミリになってます。
おそらくは、、、過去の作業時にスタッドボルトが折れたので除去したけどシリンダー雌ねじが痛んだ→10mmタップを立ててから自作ボルトを入れた→その自作ボルトの金属強度が弱かったので、祖父江が簡単に折ってしまった、という感じでしょうか。一般的な雌ねじ補修は、リコイルやタイムサートを入れるのですが。。。

4 タイムサートキットです。
5 タイムサートでねじ山を補修しましたので、通常の8ミリスタッドボルトが使用出来るようになりました。

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上記写真 左から
1 痛んだり錆びてるねじ山に「リスレッダー」を通して修正します。タップやダイスを使用するとネジ山が削れて減りますので、個人的には御法度だと考えます。

2 リスレッダーです。文字通り、ねじ山修正ツールです。物凄く役に立つ道具なのですが、使っている話を殆ど聞きません。

3 数十年前に作った自作のリスレッダーです。高強度ボルトのねじ山に切れ目(ミゾ)を入れるだけでOKです。溝にバリが有ると、そのバリがタップ同様に母材を削っちゃうので、慎重にミゾを掘る必要があります。

写真はありませんが、駄目なエキマニスタッドは抜きました。シリンダー側の雌ねじが痛んでいる箇所はタイムサートで修理しました。

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上記写真
ファン(オルタネーター)の中心軸のトリプルスクエアのレンチミゾがギタギタに痛んでます。タマに見かけるのですが、ヘキサ(六角レンチ)を無理矢理突っ込むと、こうなります。このままではベルト脱着が出来ませんので、出来る限りの処置を施します。

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上記写真
カムチェーンスプロケット付近の無用な、無駄な数の、ポンチ痕の、意味が分かりません。。。
分解組立手順を合理的に理解していれば、ポンチ不要なのですが。。。

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上記写真
オーリングがギタギタに切れてます。外してみると、ドライバーで押し込もうとして切れた様な跡も見つかりました。。。
ボルト3本を締める締結力(軸力)で入り込んでいくオーリングが、ドライバー程度で入る訳がありません。また、ボルト3本を何気なく締めれば、スルスルとオーリングが入っていくほど簡単ではないのがポルシェです。

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上記写真 左から (シリンダーヘッドを外すと)
1 左バンク。スタッドが1本折れてました。驚いた事に、スタッドボルト12本のうちの2本だけが対策品に変わってました。

2 右バンク。スタッドが1本折れてました。スタッドボルト12本のうち1本だけが対策品に変わってました。ビックリです。
こういうものは次々に折れてくると考えるべきで、全数交換が基本なのですが。。。

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上記写真
抜いたスタッドボルト24本です。24本とも対策品に交換します。
世間では抜くのが固いと言われてます。確かに固いのですが、考えたり工夫したり、落ち着いてやれば、それほどの苦労ではありません。
ボルトの抜き差しは、技術であり技能です。それは考える力と肌感覚です。

ほか、色々と見つかりました。ダメ出し箇所を数えていたわけではありませんが、20や30では収まりません。100カ所は無いでしょうけど、70程度は有ったと思います。

続出する問題箇所が、作業遂行時に自然と正常化する場所は、それはそれでOKです。そうでなければ、絶対に必要な箇所は手を抜かずにしっかりやり、作業処置加工時にコストを下げても問題ない部分は下げるなど、工夫しています。そして、削除しても問題ない部品や作業は、見積から削除したりも、します。

全てを正規の状態に戻すには、予算も時間もかかります。ご希望があればやりますが、まずは臨機応変な処置を心掛けています。

ココまでの作業で、唯一の失敗は、自作ボルトの強度が低いとしても、折れる前に、折れそうだと感じる事が出来なかった事です。

N様、お待たせして申し訳ありません。作業は確実に進んでおります。

993ビルシュタイン車高調

2週間ほど前の事です。
滋賀県のS様のPorsche Carrera993に、装着させて頂きました。

993bil

上記写真、左上から右へ向かって
1-1 ストラットの全長がノーマルよりも短いです
1-2 フロントです
1-3 リヤです
2-1 車高は、良い感じに落ちました
2-2 バリオラムですね
2-3 ご都合により、夜間のご来店/お引き取りとなりました。

ロール少なく、クイッっと曲がるのは気持ちいいですね♪
有り難うございました。今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m

964総合的な点検とメンテナンス

岐阜のO様のポルシェCarrera911(964)です。今回は、昨日書きましたエアコン修理も含めて総合的な点検整備のご依頼を承りました。有り難うございます。

昨年に車検付き中古車として購入されたとの事です。点検をすると、何も整備せずに車検だけを通したようにも見えますが、よく見かける光景でもあります。

気になる点をO様が紙に書いて持参して下さいました。とても助かります。

もともと、新車登録の翌年にミツワ八王子様にて中古車整備を施された車両です。その時にエンジンオーバーホールも実施されています。この頃は走行距離や経過年数が少なくても、エンジンのクランクケーススルーボルト等からオイル漏れする個体がありました。ミツワ中古車整備から19年が経過していますが、途中でのエンジンオーバーホール歴は無いように思います。19年前に良い作業をしていると思います。

964oilline

作業中の写真です。左上から右へ向かって、
1-1 右後のタイヤの前あたりからのオイル漏れです。
1-2 拡大
1-3 オイルホース交換後です。一部はステンメッシュホースに変更などでコストダウンしつつ修理させていただきました。
2-1 右前オイルクーラーラインのホースからも滲んでいます。
2-2 拡大
2-3 こちらもステンメッシュホースに変更させていただきました(純正ホースパイプアッセンブリー交換ではなく、ホースだけを組み替えると修理費用が安くなります)。

964tappet

1-1 交換前のディスビキャップ2個とセンターローター2個。そしてOH前のディストリビューター本体です。
1-2 新品のデスビキャップとローターと、ベルト交換オーバーホール後のデスビです。
1-3 タペット調整途中です。ゴミや埃が入らないように、回りを綺麗に清掃してから作業させていただきました。
2-1 下が交換前のスパークプラグ、上が新品スパークプラグです。外したプラグは都度、ルーペで確認したいところです。
2-2 スパークプラグの締め付けトルクは、大事です。
2-3 二柱リフトに上げて整備中の964下回り写真です。

017_r

ここへ書いている内容は全てではありません。普段から、ご依頼内容に対するノインマイスターの見解/点検結果はオーナー様にご連絡の上で作業内容のご相談をさせていただいております。スグに処置した方が良い箇所もあれば、しばらくは様子見で良い箇所も有れば、予算の都合などで先送りにする事柄もあります。時には、時間を掛けて様子を見つつ改善していった方が良い案件もあります。

エンジンの回転はとても滑らかです。元々、良いあたりが付いていると思います。少しずつ手を入れていくと、車両全体の操作感やフィーリングがもっともっと向上するでしょう。お大事にして下さい。
台風接近と停滞前線による大雨の中、お引き取りに来て頂けました、有り難うございました。
今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m

964エアコンガス漏れ修理

新車登録から既に20年が経過しています。元々は旧フロンガスR12仕様の車です。過去に何回かエアコン(AC、クーラー)の修理やガス補充をしていても不思議ではありません。昨年、現在のオーナー様が購入された時は、エアコンが効いていたとの事です。今は効きません。ガス漏れです。代表的な故障場所として、エキパン(エキスパンションバルブ)とエバポレーターがあります。今回は目で見える範囲のエキパンとエバポに漏れ痕はありませんでした。それどころか、やたらと綺麗でした。過去の整備履歴を拝見したところ、エキパンとエバポの交換歴がありました。

オーナー様とのやりとりや、点検作業などの途中経過は省略させて頂きます。

964ac

写真の左上から右へ向かって、

1-1 とあるエアコン配管のジョイント部分(オス)をマクロ撮影してパソコン上で切り抜きました。材質はアルミです。オスにオーリングを被せるように装着してから、メスジョイントに挿入します。オスに人為的な損傷痕が3カ所ありました。強引に挿入しようとしたからでしょうか? 新車組み立て時の作業痕ではなさそうです。

このジョイントは奥まった位置にあります。顔を近づける事ができず、腕を伸ばした状態での手探り作業に近い感じになります。非常にやりにくいのですが、ポルシェ964はそういう車です。
修正処置すれば再使用できるであろうと判断しまして、再使用しました。書くと簡単ですが、このジョイント一カ所の処置に1時間ほど費やしました。もしパイプ交換の場合には部品代は5万円弱で、付随作業も発生します。

1-2 黒色オーリングがボロボロです。20年前の新車当時のゴムだと思います。

1-3 別の場所のオーリングです。綺麗な紫色で、弾力があり、新しめの部品に見えます。たぶん交換済みだと思います。オーリングは、オスとメスに挟まれて変形しますが、写真のように切れながら砕け散っているのは、おかしいと思います。
完全締結直前に、オーリングが接触した状態で、オス側を回したために、擦れて切れたのでしょうか? あるいはゴムに潤滑剤を塗らず乾いたまま挿入したから切れたのでしょうか? 完全に締結するまではオスが簡単に回ってしまう構造にも問題が有ると思いますが、964はそういう車です。

ジョイントを脱着してオーリングを交換するというという、ごく普通の作業を行うだけで、誰でも同じ状況に陥る可能性があります。よって前回の作業が幼劣な作業だとは言いませんが、しかし常に構造や状態を考えながら作業すれば防げる事だと思います。
オーリング交換後、オイルを入れて、真空引きをして、R134aガスを入れて完成です。今回はレトロフィットキットなどの部品を使わずに、R12(CFC-12)からR134a(HFC-134a)にコンバージョンしました。
エアコン修理の大事な要素として真空引きがあると思います。具体的な事は書きませんが、相当にこだわっており自信を持っております。

下段の写真
2-1 ガスチャージ後に、気が付いたら、エバポレーターのウォータードレンから垂れた水で、床に水たまりが出来ていました。

2-2 サイドステップ内の低圧配管が結露して、水が滴りはじめていました。

2-3 せっかくですので、予定には有りませんでしたが、断熱材を巻いてみました。

その後、他の作業をしたり、試運転したりしていると、いつの間にか、とある黒い低圧ホースの表面が半透明になっていました。結露した水分がいつの間にか凍ってホースを覆い尽くしたようです。冷えすぎです。オーナー様にはとりあえず、エバポレーターが凍結しにくい使用方法をお伝えしておきました。

993Egオイルとオイルフィルター交換

岐阜県のH様のポルシェ911Carrera4-3.8L(993カレラ4)です。ノーマルボディに3.8リットルを搭載しています。ミツワ自動車がポルシェ社にオーダーした日本独自の仕様ですね。

2008年に当店でエンジンオーバーホール(オイル漏れ修理)を実施させて頂きました。同時作業として、クラッチOH、ツインマスフライホイール交換、エアコン修理としてエバポレーターなどの交換、のご依頼も頂きました。その後オイル交換などをさせて頂いております。
点検車検は当店では承っておらず、どうされていらっしゃるのかは存じませんが、まあ良いんじゃないでしょうか。セカンドオピニオンではありませんが、使い分けも宜しいかと思います。

今回は、エンジンオイル交換とオイルフィルター交換を承りました。有り難うございます。

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今回撮影した写真です。
エンジンの色が茶色に見えるのは、Eg-OH時に塗布した防錆剤です(赤線で囲ってみました)。新車状態で塗布されている防錆剤は埃が付着して黒くなっています(黄線で囲ってみました)。
993-207-201-02:サイドステップの中にあるフィルターです。
993-107-203-03:エンジンの下、サスペンションメンバーやヒーターダクトの上に付いているフィルターです。
使用したオイルはYACCOのVX300(15W50)とVX500(5W40)です。オイルの写真は万和商事株式会社様のカタログ2010.08から拝借しました。

費用はYACCOオイルを使用して、補充用としてのお持ち帰り0.7リットルと、エンジンオイル交換とオイルフィルター2個交換で総合計4万円となりました。

リフトアップしたときに簡単にざっと下回りを拝見すると色々と見つかりまして、とりあえず部品のご注文を頂きました。部品が入荷しましたらご連絡いたします。有り難うございました。今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m
ガレージノインマイスター祖父江

ポルシェ911ターボ3.3(964ターボ)のエンジンオーバーホール(EG/OH)

エンジンオイル漏れ修理の一例です。クラッチOH込みで総費用112万円でした。詳細は以下をご覧下さい。

クランクケース通しボルト(スルーボルト)のオーリングからのオイル滲みや、カムチェーンケースなどからのオイル漏れがありました。今回が新車から初めてのOHでした。

ポルシェ空冷エンジンのオーバーホール修理では、ピストンリングとバルブガイドの交換が定番作業となる事が多く、予算が許す限りは交換するのが望ましいと思います。しかし今回はオーナー様の予算を出来るだけ抑えたいというご要望を念頭に置いて分解点検したところ、摩耗が少なくまだまだ継続使用できると判断し、再使用となりました。もしも過剰に摩耗していたり別のご要望がありましたら、交換をお勧めしておりました。クランクケースを割ってのメタル点検や交換は必要ないと判断し、省略となりました。痛みやすいオーリングやガスケットやパッキンやゴムホースなどは積極的に交換する方向でお見積もりいたしました。

交換した部品のほとんどは、間違いの無いルートから仕入れるポルシェ社の純正部品を使用しました。一部の部品はノインマイスターが厳選したOEM部品や社外部品を使用しました。純正部品を使用するか社外部品を利用するかの見極めや、部品を交換するか再使用するかの判断につきましては、相当に神経を使って検討しました。

最終的な部品代と工賃の合計金額は端数を切り捨てて112万円となりました。112万円には、クラッチオーバーホール代金としての約20万円(全てのクラッチ部品を交換したわけではありません)と、YACCOエンジンオイルGALAXIE(ギャラクシー15W-50)代金の5万円弱も含んでいます。

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写真は今月、撮影したものです。エンジンオーバーホールから約1年経過しています。オイルにじみすらなく非常に綺麗です。930ターボや964ターボ独特のKジェトロセッティングのズレも感じられず、調整不要で、ものすごく快調でした(もちろん1年前の納車前には完璧に調整済みでした)。お大事にして下さい~♪

なお、クランクケース(エンジンの真ん中付近)や足回りや下回りに焦げ茶色のモノが付着しているのは新車当時からの錆び止め剤(防錆ワックス)です。当社ではご要望がありましたらご希望の場所に別料金にて塗布しています。